子どもとずっと一緒にいると、どうしてもイライラすることってありますよね。そんな時、親だから我慢しなくてはいけない?どうしたらいいの?と考えることはよくあると思います。イライラした時、少しでも解決方法を知っていたり、イライラの仕組みを知っているだけで、いつもより冷静になれる自分に出会えるはずです。
イライラを学ぶ(勉強編)
・子どもにイライラしやすい人の共通点
イライラしやすい人には共通点があります。それは人に対して期待値が高い人です。また完璧を求めがちで、どうしてできないの?とできない部分にばかり目がいきがちです。そのため、イライラして怒ってしまうのです。イライラしやすい人は、こんな共通点があります。
- 子どものできないことばかりにイライラする
- 子どもを自分の思い通りに支配しようとする
- すぐに変化を求める
- 結果を重視している
- 完璧を求めがちである
- 子どものできないことばかりにイライラする
できていることは褒めずに、できないことばかりに目がいってしまいついついイライラします。
どうしてできないの?
あんなに言ったよね?
こんな口癖ではないですか?
- 子どもを自分の思い通りに支配しようとする
とにかく自分の思い通りにしたい気持ちが強く、自分の言った通りにしないとストレスが溜まります。
・だから〜しなさいって言ったでしょ?
・あなたのために言っているのよ?
少なからず、私も言ったことがあるワードです。誰しもが言ってしまいがちですよね。
- すぐに変化を求める
いますぐに子どもの行動を変えたいと思ってしまいます。だからこそ、ダラダラのろのろしているとイライラしてしまいます。
・早くして!
・何度言ったらわかるの?
これも何度も言ったことがあります。言わなきゃ動かないと思うからこそ、言ってしまうのですよね…。
- 結果を重視している
結果が全てであり、できなかったことだけを責めてしまう。できていた過程は褒めずに出来ないことに目がいってしまう。
・またダメだったね
・出来なかったね
体育会系の親に多い気がします。結果が伴わなくては意味がない!みたいなね…
- 完璧を求めがちである
〜であるべきという考えが強く、自分の思いが相手に伝わらないとイライラしてしまう。また、自分の思っている正解が受け入れてもらえないとイライラしてしまう。
・ご飯は残さず食べなきゃだめ
・フルーツは最後に食べる決まり!
・子どもは絶対に早く寝るべき!
誰しも自分が育ってきた環境の中で、正しいと思っていることはありますよね。ただ、(こうでなけらばならない)が強すぎると、自分も子どもも疲れてしまいます。
人はみんな、イライラする傾向をもっています。だからこそ、自分がどんな傾向があるのかどんなタイプなのかを知る必要があり、知ることがイライラを減らす第一歩になるのです。
・イライラの爆発を防ぐ方法
- 頭の中で言葉をつぶやく
- 頭の中を真っ白にする
- その場を離れる
- 点数をつける
- 数字の計算をする
- 頭の中で言葉をつぶやく
イライラした時に、頭の中で自分に言葉をかけてみてください。
・相手はまだこども
・大丈夫
・大人になったらわかる
自分の気持ちが切り替わるワードを作っておくといいです。
- 頭の中を真っ白にする
イライラしていると、どうして?なんで?どうするの?などイライラする考えが次々に浮かんできますよね。そこで頭の中に真っ白の紙があることを想像してみて下さい。そうすることでイライラを抑えることができます。
- その場を離れる
怒りが収まらずどうしようもない時は、その場から離れて物理的に距離を取るようにしましょう。そうすることで、少しずつクールダウンしていきます。
- 点数をつける
自分の怒りのポイントを点数化してみて下さい。100点満点だとすると、朝なかなか歯を磨かないのは30点、支度をしないのは20点と言うようにイライラにポイントをつけてみましょう。そうすることで自分の怒りと客観的に向き合うことができ、自分の傾向を知ることができます。
- 数字の計算をする
イライラした時頭の中で100から2ずつ引き算をして計算をしてみて下さい。計算に集中しているとイライラが治ってくると言われています。
イライラを解決(実践編)
・子どもが約束を守らない時
今日はお菓子を買わないよ。とスーパーに行く前に約束しても、いざスーパーに着くと「やっぱりお菓子が欲しい」と言い出すことありますよね。
そんな時「約束したよね」「どうして守れないの?」と言ってしまいますよね。約束を守れないことはよくないことですが、子どもに正論を言っても泣き出してしまいます。
子どもは、できなかったことよりできている事を褒めると子どもは約束を守るようになります。
約束を守ってくれてありがとう
話を聞いてくれて嬉しいな
など約束を守れたこと、できた時に存分に褒めてあげましょう。そうする事で少しずつ約束を守ってくれるようになります。
また、親が子どもに「約束ね」と言っても、実は子どもは納得していない時があります。納得していないと、約束と言われても守ろうと言う気持ちにもなりませんよね。
子どもが約束にきちんと同意しているかと言うことを確認してみることも大切です。
・子どもでもできるイライラ対処法
子どもだってイライラします。ましてや4歳児ごろの子どもは感情の爆発期であり、自分の気持ちをコントロールすることがなかなか難しいものです。そんな時、こんなことをやってみて下さい。
手をグーパーする
これをするだけで衝動的に物に当たったり、イライラしてしまった時の最初の6秒間をやり過ごすことができるのです。ぜひお子さんに、イライラした気持ちを抑えるこんな方法があるよと日頃から伝えてみて下さい。
・思い通りにならないと気が済まない子への対処法
自分の思い通りにならないと、イライラしたり物に当たってしまう子には
・気持ちへの共感
・私はを主語にしたIメッセージに言葉を置き換える
この2つをやってみて下さい。
「悔しかったんだね。でも叩くのを見るとママは悲しい気持ちになるな。」
「負けて嫌だったんだね。でももう少し小さい声で言ってもらえるとママは嬉しいな。」
こんな風に気持ちに共感した後に、私はを主語にした気持ちを伝えてみて下さい。
共感されることで、少し気持ちが落ち着いてくるはずです。
・子どもにイラッとした時の対応法
まず、イライラしやすい人に共通していることは前にも記載しているように、子どもへの期待値が高い人に多いです。
「このくらいは出来て当たり前」「このくらいは出来てほしい」
という期待からイライラしてしまいます。
そこで、イラッとしてしまった時の対応法として心の中で6秒数えてみて下さい。
6秒数えることでその場のイライラをやり過ごすことが出来ます。
是非一度やってみて下さい。
イライラしないためにすること
イライラしてしまう人は、期待値が高くまた自分自身に対しても期待値が高い人も多いです。
・親はいつも子どものことがなんでもわからなければいけない
・仕事も家事も完璧でなければならない
・子どもの前ではいつもニコニコしていなければいけない
こんなことを考えているのではないでしょうか?
こういった価値観を持つことは悪いことではありませんが、自分自身を苦しめている場合もあります。自分自身がこうあるべきだ。親はこうあるべきだ。と思っていると、子どもにもこうあるべきだと思ってしまいます。
だからこそイライラしてしまうのです。
イライラしないためには、まず自分自身に優しくなることから始めてみて下さい。
自分自身に優しくすることができると、他人や子どもに対しても優しくすることができます。
自分に優しく=子どもに優しく
これを忘れず、まず自分自に優しくしてみて下さい。
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・イライラの仕組み
・子どもにイライラしやすい人の共通点
・イライラの爆発を防ぐ方法
・子どもが約束を守らない時
・子どももできるイライラ対処法
・思い通りにならないと気が済まない子への対応
・子どもにイラッとした時の対応